白ニキビ(初期症状)
ニキビの初期段階の状態で、毛穴に皮脂がつまって白っぽく見えるので「白ニキビ」と呼ばれます。痛みや腫れはありませんが、炎症を起こして赤ニキビになってしまう場合があるので、放置せずに早めに治療を開始することが大切です。
ニキビの正式名称は尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と呼ばれ、毛穴に慢性的な炎症が起こることで生じます。毛穴の中に皮脂(皮膚のあぶら)がたまり、その内部でニキビ菌が繁殖して炎症が起きると赤いニキビが出来てしまいます。炎症が強い場合や炎症を繰り返してしまった場合などでは、毛穴の周囲の皮膚にまで悪影響を与えてしまい、凸凹した瘢痕(ニキビ痕)になってしまうことがあります。
① 皮脂の過剰な分泌
② 毛穴の出口が角化してつまる
③ ニキビ菌の繁殖
ニキビには、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビなど様々な段階があります。
ニキビの初期段階の状態で、毛穴に皮脂がつまって白っぽく見えるので「白ニキビ」と呼ばれます。痛みや腫れはありませんが、炎症を起こして赤ニキビになってしまう場合があるので、放置せずに早めに治療を開始することが大切です。
白ニキビの毛穴につまった皮脂が空気に触れて酸化し、黒っぽく見える状態になったことを「黒ニキビ」と呼びます。白ニキビと同様、放置しておくと炎症につながるので、早めに治療を行うことが大切です。油分の多い化粧品やクリームが原因となっていることもあります。
白ニキビや黒ニキビが炎症を起こしたのが「赤ニキビ」です。ニキビの原因となるアクネ菌が、毛穴につまった皮脂を栄養分にして増殖し、炎症を起こすことが原因の一つと考えられています。赤ニキビまで悪化してしまうと治るのに時間がかかるだけでなく、凸凹したニキビ痕が残ってしまう可能性があります。炎症を抑える治療を速やかに受けることが重要です。
ニキビ菌の繁殖を抑える薬や、毛穴のつまりを改善する塗り薬などを処方します。症状によっては、これらの塗り薬を組み合わせて使うこともあります。塗り薬によるかぶれ(接触皮膚炎)が生じる場合がありますので、定期的に皮膚の観察を行い、安全に治療ができているか確認しながら長期的に治療を続けていくことが重要です。
症状によって、抗生物質(ニキビ菌の繁殖を抑える薬)などを処方します。飲み薬にアレルギーがある場合には、受診時に医師にお伝えください。
高輝度LED(発光ダイオード)の穏やかな光により、ニキビなどの炎症性疾患を改善させます(保険診療)。ニキビに対する内服や外用治療と併用して治療することが大切です。細胞活性や血行促進により、痛みやダメージを与えずに肌の内側から活性化する治療法で、痛みやダウンタイムがほぼ無いため肌への負担が少ない優しい治療です。厚生労働省にも、米国FDAにも承認されている安全・高性能な機種です。最初は週に1〜2回の照射を2ヵ月間程度行い、その後も定期的に継続すると効果的です。副作用は照射部位の赤みなど。
皮脂の分泌量は、ホルモンによって影響を受けています。そのため、睡眠不足など不規則な生活習慣が続くと、ホルモンバランスが乱れて皮脂の分泌量が増加し、ニキビが悪化する原因となります。できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。
糖分や脂質の多い食生活が続くと、皮脂の分泌量が増えてニキビが悪化する原因となります。お菓子や脂っこい食事の食べ過ぎには注意して、栄養バランスの良い食事を1日3食きちんと食べるように心がけましょう。
洗顔によって毛穴をつまらせる余分な皮脂と汚れを落としましょう。朝と夕の1日2回、石鹸などの洗顔料をしっかり泡立てて洗顔し、泡で優しく皮膚を洗いましょう。洗顔後は、しっかりすすいで泡を洗い流しましょう。1日に何度も洗顔したり、皮膚を強くこすって洗顔したりするなど間違った洗顔を行うと、ニキビを悪化させてしまう危険性があるので注意しましょう。
髪の毛が皮膚に触れると、その刺激でニキビが出来てしまうことがあります。特におでこのニキビを前髪で隠そうとすると、髪の毛がニキビを刺激してさらに悪化させてしまう場合があります。そのため、自宅にいる間などは、ヘアピンやヘアバンドなどで前髪を上げて、刺激が少なくなるように心がけましょう。
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