やけどの原因CAUSE
○ 熱い液体に触れてしまった
(お茶、コーヒー、熱湯、天ぷら油など)
○ 熱い物に触れてしまった
(火、ヘアアイロン、ストーブなど)
○ 熱い空気を吸い込んでしまった
(高温の蒸気など)
○ 化学薬品に触れてしまった
○ 低温やけど(湯たんぽなど)
名古屋駅前には飲食店が多いため、やけどで来院される患者様が多い特徴があります。またヘアアイロンでのやけど、冬の時期には湯たんぽでの低温やけどなども比較的多く、注意が必要です。
やけどをしたら
すぐに水道水で冷やしましょう!
やけどをしたら直ちに水道水で5〜15分程度冷却し、皮膚へのダメージが最小限になるように努めましょう。冷却後は清潔なガーゼなどで傷を保護して、速やかに医療機関を受診しましょう。
やけどは重症化すると皮膚の移植手術が必要になる場合や、やけどの傷跡が残ってしまう場合もありますので、出来るだけ速やかに治療を受けることが大切です。
やけど治療の注意点IMPORTANT
やけどをした時点で、その受傷原因によって皮膚へのダメージはある程度決まってしまっています。やけどをした直後は比較的軽症のように見えても、皮膚へのダメージが時間経過とともに徐々にはっきりと現れてくる場合があります。そのため、受傷直後はやけどの傷の状態をこまめに観察していくことが大切です。
湯たんぽなどの低温やけどは、皮膚が長時間ダメージを受けているため重症化することが多く、治療期間も長期化します。手術が必要となる場合もあります。
やけどQ&AQ&A
- Q.家庭でできるやけどの応急手当はどのようなものがありますか?
- やけどをしたら、すぐに水道水の流水で5〜15分程度冷却することが大切です。アイスノンなどで長時間冷却するなど過剰な冷却は避けましょう。冷却後は、清潔なガーゼなどで傷を保護して、速やかに医療機関を受診しましょう。
- Q.やけどしたらお風呂はどうすればいいですか?
- やけどの傷の状態によっては、受傷当日からシャワー浴が可能な場合があります。シャワー浴をする場合には、泡立てた石鹸で手で優しく傷を洗浄し、シャワーでしっかりと泡を流して、タオルで軽く押さえるようにして水分を拭いてください。その後、処方された塗り薬を塗ってガーゼなどで保護をしてください。
- Q.やけどの傷は毎日消毒をした方がいいですか?
- 消毒薬自体がやけどの治りを遅らせたり、かぶれを起こしたりする可能性があるため消毒は避けましょう。毎日泡立てた石鹸できれいに洗えれば十分です。