2023.06.04
紫外線と日焼け止め
太陽の光の中には、可視光線と赤外線、紫外線とがあります。
紫外線はさらにU V A、U V B、U V Cの三つに分かれますが、地表に届くのはU V A、U V Bの二種類です。
U V Aは紫外線の9割を占めます。肌を黒くさせ、肌への影響は弱いものの、じわじわ蓄積的にダメージを与えます。肌の真皮に侵入し肌の弾力を失わせ光老化の原因となります。
U V Bは紫外線の1割と量は少ないものの、肌への影響が強いです。炎症やシミの原因となるだけでなく、表皮細胞やD N Aを傷つけるなど生体への影響力を持ちます。
こうした紫外線の影響を防ぐため、日焼け止めを用いる必要があります。
一年を通して使用することが理想的です。
日焼け止めの効果を表す指標としてS P F、P Aと記載があります。S P FはU V B、P AはU V Aに対する効果を示しています。S P Fは「2〜50+」、P Aは「+〜++++」の間で強さが示されます。当然数値の大きいほど効果は大きくなりますが、数値の大きさの分、肌の負担も大きくなるので、特に敏感肌の方には注意をし、日常生活やレジャーなど場面に応じた強さのものを選ぶことが必要です。
目安
日常生活 S P F10〜20 P A+〜++
屋外での軽いスポーツ S P F20〜30 P A++〜+++
屋外レジャー S P F30〜50 P A+++〜++++
日焼け止めに使用されている紫外線を防ぐ成分としては、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。紫外線吸収剤は体質により、肌荒れの原因となってしまいます。他にも防腐剤や、着色料が肌荒れの原因となっていることもあります。敏感肌の方は、刺激の少ない日焼け止めの使用が推奨されます。