帯状疱疹の原因CAUSE
水痘・帯状疱疹ウイルスというウイルスが原因の病気です。子供の時に「水ぼうそう」の病気にかかりますが、この「水ぼうそう」のウイルスは大人になっても体の神経細胞の中にずっと残っています。年齢や病気、ストレスなどで免疫力が弱った際に、このウイルスが再び活性化すると帯状疱疹という病気を起こします。
帯状疱疹の症状SYMPTOM
帯状疱疹は、全身の片側だけの皮膚に神経痛が出現し、その数日後から徐々に皮膚が赤くなり、水ぶくれが出現し、帯状に広がってくる病気です。水ぶくれが破れて、ただれた様な状態となりますが、その後少しずつカサブタとなって傷は治ってきます。しかし、痛みが数ヶ月~数年と長期的に続き後遺症として残ってしまう場合(帯状疱疹後神経痛と呼ばれます)も稀にあり、注意が必要です。
帯状疱疹の診断DIAGNOSIS
神経痛の痛みだけの初期の段階では帯状疱疹の診断は困難ですが、水ぶくれが出現してきた際には帯状疱疹の診断ができるようになります。
帯状疱疹の治療方法TREATMENT
飲み薬+塗り薬
ウイルスを抑える飲み薬や、塗り薬を処方します。痛みが強い場合には、痛み止めの飲み薬を併用することもあります。治療を開始してもウイルスの勢いを直ちに完全に抑えられるわけではありませんので、治療開始から2〜3日程度は水疱が拡大する場合があります。
帯状疱疹が疑われる場合には、出来るだけ早く皮膚科を受診して、治療を受けることが大切です。
帯状疱疹Q&AQ&A
- Q.帯状疱疹はどんな病気ですか?
- 帯状疱疹は、全身の片側だけの皮膚に神経痛が出現し、その数日後から徐々に皮膚が赤くなり、水ぶくれが破れて、ただれた様な状態となりますが、その後少しずつカサブタとなって傷は治ってきます。しかし、痛みが数ヶ月~数年と長期的に続き後遺症として残ってしまう場合(帯状疱疹後神経痛と呼ばれます) も稀にあり、注意が必要です。
- Q.帯状疱疹は他の人にうつりますか?
- 殆どの人は子供の頃に「水ぼうそう」にかかっていて、このウイルスに対する免疫を持っているので感染することは基本的にはありません。しかし、「水ぼうそう」にまだかかっていない人や、何らかの理由で免疫力が低下している人は感染する可能性はあります。
- Q.帯状疱疹かわからないのですが受診すべきですか?
- 帯状疱疹が疑われる状態であれば、出来るだけ早く皮膚科を受診し、診断・治療を受けることをお勧めします。
- Q.帯状疱疹の治療期間は?
- ウイルスを抑える飲み薬は、基本的には7日間までの内服期間となります。しかし、その後も神経痛や皮膚の傷の状態の経過フォローがしばらく必要となります。